獣の恋-1
ある日、唐突に、可愛い生き物を見つけた。 「初めまして、うみのイルカと申します」 満面の笑みは、光を放っているようで、差し出された手の温かさは、心地よくて、目眩がした。腹の中に、根深い闇を抱えている子供が、どうして、その生き物に懐いたのか、カカシには良く分かった。 同じほどの、あるいはもっと深い闇に染まっていたから、良く分かった。 だから、浚った。 手に入れたかったから、手に入れた。 根回しはしておいた。 里は、カカシの脅迫に屈した。 その時、五代目は、なぜか、哀れむような眼差しをカカシに向けていたが、そんなことは些細なことだった。 可愛い生き物は、いま、カカシの領域に居る。 それが、大切で、肝心なことだった。 そして、これからどうやって可愛がってあげるのかを決めることも、大切だ。 勿論、大方のことはすでに決めてある。 だが、カカシは、少しだけ迷っていることがあった。 くたりと力の抜けた体を投げ出している可愛い生き物を見つめながら、カカシは、考える。 どうやったら、可愛い生き物を幸せにできるのかを、これ以上はないほど真剣に。 カカシは、可愛い生き物を、これから先、外に出すつもりはない。 だが、可愛い生き物は外を知っている。 外に出たいと願うだろう。 それを力づくで抑えるのはたやすいが、哀しませるのは、本意ではない。 我慢もあまりさせたくはない。 可愛い生き物には笑っていてほしい。 ご機嫌でいてほしいのだ。 ならば、どうしようか、と、迷って、カカシは、可愛い生き物を、あまり気が進まないが、地下室にしばらく入れて置くことにした。 昔、野生の生き物を捕らえて馴らす者に聞いたことを思い出したからだ。 野生の生き物は外を知っている。 だから、狭い檻の中に閉じこめられると、ストレスを感じる。 だが、狭い狭い場所に一定期間閉じ込めて、それよりは広い場所に移してやると、開放感を感じて、ストレスをあまり感じないらしい。 ならば、いま、眠っている可愛い生き物も、同じように馴らせば、大丈夫かもしれない。 もしもどうしても駄目ならば、少し、心をいじってやればいい。 カカシは、とりあえず、方向性を決めて、満足した。 そして、可愛い生き物を軽々と抱き抱えて、地下室に足を踏み入れた。 だが、地下室を見回して、ふと、思った。 地下は、いろいろと使うので、けっこう広いのだ。 これでは、あまり、意味がないかもしれない。 どうしようか、と、しばし考えて、カカシは、小さな檻を用意しようかと思った。 それは、良い考えのように思われた。 小さな檻の中に入れられた可愛い生き物を想像して、カカシは、腰を熱くさせた。 きっと、悲しそうな顔をするに違いない。 そして、そこから出してくれるカカシを、待ちわびるに違いない。 だが、檻は、すぐには、手に入らない。 少なくとも、十日程度はかかるだろう。 それまで寝かしつけておくのは構わないが、できれば、いますぐに、始めたかった。 目の前には、可愛い生き物が居る。愛でたくて仕方ない。 カカシはくたりと寝入る可愛い生き物の、衣服を、剥ぎながら、ふと、思った。 小さな檻とは、結局の所、窮屈さを与えるものである。 ならば、檻などに入れなくとも、窮屈さを与えてやれば良いのではないだろうか。 カカシは、窮屈な格好をさせた可愛い生き物を想像した。 可愛かった。 だから、カカシは、窮屈な格好をさせることに決めた。 そして、同時に、馴らすことにした。 可愛い生き物を目の前にして、カカシの我慢はそろそろ限界だった。
※
くたり、と、力の抜けた手足を、いとも簡単に動かして、カカシは、可愛い生き物に窮屈な格好をさせた。いろいろと考えた結果、今日は、馴らしやすい格好を選択した。 目隠しに猿轡をさせて、両手を折り曲げて胴体にくくりつけた。 そして、両足は、大きく開かせた格好で固定する。 うつぶせにするかどうかで迷ったが、今回は、うつぶせはやめた。 勿論、衣服は、一番はじめに剥いてあるので、可愛い生き物は裸である。 くたりと力の抜けた体の中心に、くたりと付いている可愛いモノが、可愛いピンク色をしているのも良く見えた。 いかにも使ってません、と、いうような可愛いソレを、カカシは、持ち上げた。 そして、用意しておいた薬を、念入りに塗りたくる。 さらに、それが終わると、細い紐で、根本からゆるく縛り上げてしまう。 二つの袋も巻き込んで、可愛く涎を垂れ流すであろう入り口に丁度結び目がくるように、可愛く蝶々結びにしてみる。 そうすると、可愛い生き物は、どこもかしこも可愛く結ばれて、さらに可愛くなっていた。 ただ残念なのは、一番可愛いと思っている黒い綺麗な目が見れないことだったが、それも、可愛い生き物を愛でる為だと思えば我慢できた。 可愛い格好になった可愛い生き物をしばし眺めてから、カカシは、肝心の場所に指を這わせた。カカシを受け入れる為にあるその場所は、いまは、堅く閉じていた。無理にこじ開ければ、可愛い生き物を損ねてしまう、と、カカシは勿論知っている。だが、その場所を撫でると、腰が熱く爛れて、いますぐに、突っ込みたくなって困った。 ────くちゅ。 早く入りたいと熱く爛れるモノを取り出して、カカシは、堅く閉じた場所にすりつけた。 すでに先走りで濡れているソレは、可愛い生き物の入り口に触れたことで、ますます熱く堅く濡れた。これ以上我慢することは、拷問に等しかった。 突っ込んでしまおうか、と、カカシは迷った。 だが、迷いは、一時のことだった。 可愛い生き物には、笑っていてほしい。 痛みは欠片も与えたくなかった。 そもそも、痛みを与えても構わないならば、こんな手間暇を掛けて浚いはしなかった。 だが、カカシのモノは、珍しく、いや、ほとんど初めて、カカシの言うことを聞かない。 仕方なくカカシは、可愛い生き物の足を縛っている縄をゆるめて、うつぶせにさせた。 そして、腰を上げさせて、足を閉じさせる。 その合間に、立ち上がり、先走りをこぼす自分のモノを挟み込んで。 「‥‥‥‥‥‥っっ!」 むちむちとした太股に挟まれて、扱くのは、恐ろしく良かった。 堅く閉じた入り口に擦り付けるのも気持ちよい。 こんなことでこんなに気持ちが良いのならば、とろとろに溶けた中に入った時は、どんなに気持ちがよいだろうか、と、カカシは、考えながら、絶頂を迎えた。 そして、堅く閉じた入り口に、ぶちまけた。 可愛い生き物のむちむちとした尻は、カカシの吐き出したモノで、濡れた。 日に焼けていない白いむちむちとした尻を、白い白濁液が、伝い落ちる。 むちむちとした太股も伝って、シーツに落ちていく。 それは、非常に、淫らな光景だった。 たまらなくなって、カカシは、堅く閉じた入り口に口付けた。 むちむちとした尻を掴んで、入り口を良く見えるようにして、周囲を舐めほぐすようにして、口付ける。 「‥‥‥‥‥‥ん‥‥‥」 無理な姿勢を取らせたせいで苦しかったのか、くぐもった声が聞こえた。 だが、飲ませた薬の量から考えて、まだ起きるはずもない。 あと、三時間程度は、眠ったままだろう。 そのことが、カカシは、ひどく、残念なことに思えた。 猿轡越しでも構わないから、可愛い声をもっと聞きたかった。 だが、この状態で、三時間も待てるわけもない。 もったりとした薬を指で掬い上げて、カカシは、舐めて、少し解した、可愛い生き物の可愛い入り口に、塗りつける。そして、まずは、人差し指を少し入れた。 中は、恐ろしいほどに、気持ちよい暖かさを持っていた。 ただ、指を入れただけなのに、しかも、ほんの少しなのに、すぐに達してしまいそうなほどだった。 「‥‥‥‥‥‥ん‥‥‥」 また、小さく、可愛い声がした。 その声を聞きながら、カカシは、可愛い蕾のような入り口を、夢中になって、広げていく。 薬が良く効いて、そこは、カカシの指を、スムーズに受け入れていく。 内側の可愛いピンク色をさらけ出して、カカシの指を、飲み込んでいく。 同時に、可愛いむちむちとした尻は、むずむずと動いた。 眠ったまま、感じているのだと思うと、むちむちとした尻を、叩いてやりたくなるほどに、興奮した。可愛い入り口は、ぐちぐちと音をさせながら、カカシの指を、一本、根本まで受け入れた。中を、広げる為に、指を折り曲げて動かせば、むちむちとした尻は、ますます、動いた。 ────ぐち。 ────ぐち。 ────ぐち。 淫らに揺れる尻には、カカシの指が埋まっている。 その淫らな光景に、カカシは、ごくりと喉を鳴らす。 それほどに興奮したのは、カカシは、初めてだった。 最高級の肢体と技を持つ女たちを相手にした時など、比べモノにならなかった。 ────ぐち。 ────ぐち。 ────ぐち。 指を増やした。 ────ぐち。 ────ぐち。 ────ぐち。 びくん、と、可愛い生き物の体が震えた。 ────ぐち。 ────ぐち。 ────ぐち。 びくびく、と、可愛い生き物の体が震えている。 カカシは、可愛い生き物の、前に、手をやって、可愛らしく結んでやった場所が、立ち上がっていることを確かめて、にんまりと笑う。 ────ぐち。 ────ぐち。 ────ぐち。 むちむちとした尻が、真っ赤に染まって、ぶるぶると震えている。 カカシの指で、中を、ねちねちといじられながら、快楽に震えている。 指は、ようやく、三本になっていた。 もう一本入れて、もう少し広げないと、きついだろう。 カカシのモノは、可愛い生き物のモノとは、大きさが違う。 だが、カカシは、もう、我慢できなかった。 ────ぐち。 可愛い生き物の体が、びくびくとのたうった。 逃れようと足掻く。 それを腰を掴んで引き留めて、カカシは、一気に、貫いた。 ゆっくりしよう、と、考えていたのだが、あまりの気持ちよさに、我慢できなかったのだ。 痛みと衝撃で、可愛い生き物の背が、しなった。 その首筋を、宥めるように舐めながら、カカシは、心地よく締め付ける肉の暖かさに、溺れていた。 気持ちよかった。 これ以上はないほどに。 ほんの少し動いただけで、達してしまいそうだった。 名器とは、まさに、このことだと、思った。 「‥‥‥‥‥‥んんっ‥‥‥」 くぐもった可愛い声を聞きながら、カカシは、心地よい暖かさを堪能する。 そして、十二分に堪能してから、ゆっくりと、横に揺さぶった。 後ろの入り口を、カカシがいつでも入れるように、馴らす為に。 堅く閉じた入り口を、ゆっくりと、確実に、広げていく。 ゆくゆくは、カカシの気配を感じただけで、後ろが疼いて濡れるほどに仕込んでしまうつもりだった。そして、カカシの顔を見たら、足を開いて、突っ込んで欲しいとねだるぐらいにはしてしまいたい。 その為には、たくさん馴らしてやらなくてはならなかった。 「‥‥‥頑張ってあげないとね」 むちむちとした尻を掴んで、カカシは、抉る速度を、早くした。 そして、暖かく、気持ちよい、中を、しばらく堪能してから、可愛い生き物の腹の中に、精液を勢い良く注いだ。途端、初めて精液を受け入れた可愛い生き物は、びくびくと震えた。 そして、きゅっ、と、カカシを締め付ける。 まるで、もっと、もっと、と、誘うかのように。 勿論、カカシは、期待に応えて、すぐに、動きを再開した。 そうして、閉ざされた薄暗い地下室では、淫らな水音と、肌を打ち付ける音が、いつまでも、延々と続き、三時間後には、カカシが望んだ通りのモノができあがった。 カカシの吐き出したモノを、腹にたっぷりと注ぎ込まれて、知らない間に、後ろの蕾での快楽を教えられた可愛い生き物が。 だが、勿論、それは、単なる始まりに過ぎなかった。
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